理事長挨拶
日本創傷治癒学会―新制度8年目
コメデイカルの方々のさらなる参加を期待して
理事長 北島政樹


 日本創傷治癒学会は平成12年12月より、学会として新たな体制のもと、再スタートいたしました。創傷治癒研究会として発足してから今年で37年目になります.新しい会則が制定され、運営体制も理事・評議員制に移行しました。現在9名の理事と75名の評議員、さらに円滑かつ発展的な学会運営にむけて8つの委員会が設置されています。運営にあたっては今後も改良を加え、会員の皆様からのご意見をいただきながら、学会のさらなる発展に務めていきたいと思います。

 国際活動としては、米国のThe Wound Healing Society (WHS)、欧州のThe Tissue Repair Society (ETRS)、豪州のThe Australian Wound Management Association (AWMA)そして平成19年よりAsian Wound Healing Association, Korean Wound Management Societyとの連携をさらに強化、推進しながら、熱意にあふれた国際性豊かな学会として、わが国の創傷治癒研究を世界に発信していきたいと考えております。共同で発行している機関誌Wound Repair and Regenerationは、今年で第15巻を数えますが、2006年のインパクトファクター(IF)2.230 は外科系、形成外科系、皮膚科、病理学や消化器関連の雑誌では上位であり、今後多くの会員の方々からの投稿が期待されます。日本創傷治癒学会で発表された内容をぜひ論文にして投稿していただけるように、指導的立場におられる会員の方々におかれましては若い先生方のご指導をよろしくお願いいたします。本学会としてもできるだけサポートできますように、米国に本拠がある編集委員会と連携を深めていきたいと思います。また、WRRの巻末に毎号特別掲載されている日本語のニューズレターについても、広報委員会のメンバ−の方々にその内容を充実したものにしていただき、会員の皆様のコミュニケーションの場にしたいと望んでいます。

 看護師の皆様をはじめとするコメデイカルの方々の学会参加については、数年前から規約委員会を中心に討論されてきましたが、本学会の視野を大きく広げるために重要との認識から、4年前の総会で準会員として新しい会員資格が規約に加わりました。今後、臨床の現場で実際に創傷管理に関わっておられるコメデイカルの皆様が積極的に参加されることを期待します。

 財政面については、収入のほとんどが年会費で賄われておりますので、平成19年度年会費につきましても円滑な納入をよろしくお願いいたします.2年以上会費滞納の場合はWRRの送付を停止させていただいております.通常価格ではアメリカ以外の国から個人としてWRRを購入しますと、日本円に換算して年間約3万円の費用がかかります.日本創傷治癒学会会員には特別価格で年会費に含む形でお届けしています.毎年、財務委員会を中心に収支決算のバランスを検討いただいておりますが、円滑な学会運営のためには会員数の維持確保は重要課題であります.評議員選考委員会の方針として今しばらく評議員数の増加を見守ることとなりました.将来の日本創傷治癒学会を担っていただける人材が積極的に本学会に加わっていただけることを期待したいと思います.

 なお、本学会担当秘書が週5日事務局に在勤しておりますので、ご意見やご質問などございましたら、事務局までよろしくお願いいたします。

 末筆ながら、創傷治癒の臨床、研究に携わっておられるすべての会員の皆様のご発展をお祈り申し上げますとともに、本年度も暖かいご支援、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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