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No.2 |
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さて、米国 Wound Healing Societyの13th Annual meetingですが、 downtownに位置する大きなThe Seattle Westin Hotelで開催されました。 会期の初日の4日はBasic Wound Careに関する教育Symposiumが終日開催されていました。 残念ながら私は日程の関係から参加できませんでしたが多くの若手の臨床家が参加されていました。 このような催し物は日本の学会でも毎年ではなくとも何年かに一度は是非企画していただければとも感じました。 学会の本来の演題は翌5日から開始されました。
第2日目は朝の8:30から開会式があり9時からはCohen先生とEriksson先生と言う創傷治癒の研究分野での重鎮の先生の司会でYoung Investigator Award Presentationがすすめられました。 おそらくは各labに属して研究を実際に進めている若手研究者が緊張した面持ちで、しかし落ち着いてcomputerを用いたpresentationを行いました。 内容はgrowth factorのタンパクや遺伝子、細胞治療といったいずれも創傷治癒の最先端の分野の研究で大変に聴きごたえのある内容でした。 しかし、研究方法や結果の解釈などにあやふやな点があるとすぐに会場から厳しい質問や批判が飛び出ると言う緊迫感のあるsessionでもありました。 その後の一般演題のsessionが3会場を使用して同時進行の形ですすめられたのに対し、このsessionは1会場で、しかも他の会場でも全くプログラムがないので参加者は必然的にこの会場に集まって耳を傾けるという状況でした。 しかも学会の最終日にはこの12演題から3演題が優秀演題として表彰され、研究助成金を授与されていました。 昨年のBaltimoreで開催されたWHS-ETRSのJoint meetingでも同様のsessionがありましたが若手の研究者の研究意欲を高めるのには大変に良いやり方ではないかとあらためて感じた次第です。
それに引き続く午後のsessionではさらに“senior”の研究者の発表がありました。この日の注目の演題はPlenary
session として地元のWashington UniversityのMoon先生とIsik先生がそれぞれMorphogen
and Wound Repair と A role for Morphogen in Wound Repairという演題で発表がありました。
このsessionではWntやhedgehogなどという組織形成において重要な役割を果たしていることが知られるようになっているMorphogenについて皮膚の創傷治癒の分野における、その基礎と現在までの研究成果、今後の展望が述べられました。
やや基礎的な内容が多かったこともあり難解ではありましたがMorphogenは皮膚の付属器の再生や完全な人工的な皮膚の作成にも画期的な役割を果たすことが期待されるとともに一気に現実味を帯びてきていると感じられる講演でした。
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