2002 Joint Conference of the Wound Healing Society
and the European Tissue Repair Society参加記
札幌医科大学 医学部 皮膚科 小野一郎
No.4

 このように約10題の特別口演に加え、一般演題の口演が154題、poster発表が104題、さらに6題のランチョンセミナーと大変に多数の発表があり、600人をこえる参加者がありました。これらの講演、発表に加え企業展示も平行して行われました。今だ日本では目にすることが不可能な製品も並んでいてこちらも注目を集めていました。このように実に興奮に満ち、感銘を受けることの多い実りの多いConferenceでありました。私にとりましては本会には10年程前にアムステルダムで開催されたWHS・ETRS合同会議以来の参加でございましたが、その時に受けたのと同じかそれ以上の大きなimpactは受けました。

企業展示
企業展示も多く、まだ日本でも目新しい製品が展示されていました。これはFibroGenTMというrecombinant human collagenのブース。

 特に遺伝子治療、幹細胞治療などこれから大きく臨床の考え方を変える予感に満ちた学会であったと思います。さらに言えば研究の方向性が日本よりも多彩な点は大変に私にとりましても得るところが多い会でした。米国を取り巻く国際情勢の環境からか、日本からの参加者は残念ながら今回はあまり多くはありませんでしたが、次の機会にはは是非若い研究者の方に日本創傷治癒学術集会で御発表していらっしゃる素晴らしい研究成果を発表していただきたいものと感じています。

野球観戦
Baltimore 球場で学会終了後の野球観戦を終え、満足顔の参加者。

 最後に学会は朝8時から5時過ぎ迄開催されていますが、学会が終了後にはボルチモアに来る迄全く予想しなかった楽しみがありました。それはボルチモアの球場にSeatle Marinersが来てBaltimore Ariolesと試合をしていたことです。私も日本からの参加者の皆様と球場に行き、Ichiroの活躍を直接観戦することができました。試合はMarinersがサヨナラ負けという結果でしたが球場の雰囲気、試合を楽しむアメリカの国民気質を堪能できました。このように学術集会に参加して楽しめたばかりでなく、美味しい食事、楽しいafter 5と大変に充実した思い出をバッグにつめて帰国いたしました。会場やその他の場所?でのスナップ写真を掲載させていただきましたが、当然のことながら参加なさった先生は全員学会会場で真剣に討論されていたことを(私自身を含めまして)念のため?に付け加えさせていただきます。