2026 WHS Annual Meeting/SAWC Spring Meetingに参加して
慶應義塾大学形成外科
荒牧 典子
昨年に引き続き、シャーロットで開催されたアメリカ創傷治癒学会(2026年4月8日~11日)に参加してまいりました。
元理事長の赤坂先生は、初日早朝より、WHSおよびJSWHの機関誌である 『Wound Repair and Regeneration(WRR)』の編集会議に参加されました。冒頭、編集長より遠方から参加した委員への謝意が述べられ、和やかな雰囲気の中で会議が進行したとのことです。WRRの表紙デザイン、Citation Index、Impact Factorに関する報告に続き、新企画としてSpecial Issueについて検討が行われました。今後、創傷治癒に関する最新トピックを取り上げ、執筆者の選定が進められる予定とのことで、赤坂先生は日本人研究者の執筆にも期待したいとお話しされていました。また、前日に開催された理事会後の懇親会では、多くの海外理事が「日本が好きだ」と口にしていたそうです。さらに、ある理事からは「日本へ移住するにはどのような手続きが必要か」と具体的に尋ねられ、大変驚かれたとのことでした。世界各地で紛争が相次ぎ、先行きが不透明な情勢が続く中、治安の良さ、食文化の豊かさ、そして細やかな気配りを大切にする日本社会に対し、憧れにも近い好印象を抱いている方が少なくないことを実感したとお話しされていました。
私は初日夕方に現地へ到着したため、Welcome Dinnerから参加し、今年もPresidentのSusan Volk先生とお話しする機会を得ました。日本からの参加者は残念ながら赤坂先生と私のみでしたが、現地ではアリゾナに留学中の慶應義塾大学形成外科の髙谷健人先生、Upstate Medical Universityの浦尾紀史先生とも昨年に引き続きお会いすることができました。最終日には、髙谷先生と私が同じセッションで口演発表を行いました。座長の進行も終始和やかで、発表予定者がハネムーンのため参加できず、PIが代理で発表するという微笑ましい場面もあり、会場は終始リラックスした雰囲気に包まれていました。
学会全体としては、同時開催のSAWCの規模と勢いが例年通り大きく感じられましたが、WHSの各セッションでも基礎研究を中心に活発な討議が行われていました。YIAセッションを聴講しましたが、個人的には日本創傷治癒学会の研究奨励賞セッションも決して引けを取らない内容であると感じました。ぜひ若手の先生方にも、WHSのAward Sessionへ積極的に応募していただければと思います。
来年はフィラデルフィアでの開催(2027年4月28日~5月2日)が予定されています。学会員の皆様も、ぜひ参加をご検討ください。
![]() |
![]() |
|||
| WHS開催のポスター | Welcome DinnerでSusan Volk先生(右から2番目)と |
![]() |
![]() |
|||
| 日本人参加者でのディナー: 右上から時計回りに 赤坂喜清先生、浦尾紀史先生、髙谷健人先生、筆者 |
Susan Volk会長の挨拶 |



